一口に骨董品といってもその種類は実に多様です。骨董買取店についても骨董品ならなんでも買い取ってくれる店や、一部の骨買取に特化した店など様々で、いったいどの業者に依頼したら良いのか悩まれることもあるかもしれません。一度自分の骨董品がどのようなジャンルに分類されるのかを知るためにも、ここでは骨董品全てを12のカテゴリーに分けてそれぞれの特徴を見てみましょう。

絵画……古代から継承されてきた伝統的な技法で描かれた作品のことを差す。ただし近年では伝統に新しい技法を織り交ぜた現代美術が多くなってきているため、絵画とは単純に絵全般のことと考えても良い。

日本画……画材に墨・岩絵具・膠・胡粉などの天然素材が用いられている絵画のこと。主に浮世絵・大和絵・花鳥画など。日本人が描いた、もしくは日本で描かれた作品のことではない。

洋画……油絵具・アクリル絵具・テンペラなどの素材で描かれた絵画のこと。主に油絵・水彩画・パステル画などを指す。洋人が描いた、もしくは西洋で描かれた作品のことではない。

掛軸……丸表装・茶掛け・仏表装・三段表装などの種類がある。季節や客人によって部屋に飾る作品を変える愛好家もいる。絵画と違い紙が剥き出しになっているため、取り扱う際には折り曲げたり破いたりしない様、特に注意したい。

茶道具……茶碗・茶筅・茶釜・柄杓・盆など、茶道具の種類が多い。保管する際は水気を拭き取ってから湿度の低い場所で保管する。作品によっては色はげや欠けなどを修復してしまうと価値が落ちてしまう物もあるので注意。道具一式が揃っていなくても買い取ってくれる店が多い。

……太刀・打刀・脇差・糸巻太刀拵などの刀剣類。また刀掛・鍔(つば)などの小物類もこれに含まれる。登録証(鉄砲刀剣類登録証)が必要な骨董品の一つであり、買取の際にはこの登録証が必須(無い場合は警察署で発行してもらう)となっている。

古書……種類は版本・絵巻物・写経・地図など。中国・朝鮮本もこのカテゴリーに入る。明治時代以前に書写もしくは印刷され、現在価値のある古書のことを古典籍という。虫食いや破れ等で価値が下がることがある。

象牙……原木(牙)・彫刻・置物・小物類などの種類がある。加工品・小物類(麻雀牌等)に関しては買取を行っていない業者もあるので注意したい。象牙の質・状態等よりも重さによって価値が最も大きく変動する特徴がある。密輸などの防止のため、買取の際は象牙の登録証が必須となっている。

陶器……土器・磁器・石器などの焼き物をまとめて陶器という。有田焼・備前焼・九谷焼といった有名な焼き物をはじめ、壷や西洋のアンティークカップなど陶器の種類は多い。欠け等のある欠陥品でも修復できるケースが多いが、修復費>買い取り価格となる場合もあるため、売却を考えている作品の修復に関しては注意したい。

中国骨董…‥中国美術の流れを受けた古代〜現代作品全般のこと。絵画・古書・陶器などに加え、筆・七宝・仏像など中国ならではの品も多い。日本美術に多大な影響を与えた作品が多く、買取価格も高めとなっているが、そのぶん贋作も多数出回っているため売買の際は注意したい。近年では中国アンティーク家具などのオークションも積極的に開始されており、今最も注目を集めているジャンルである。

美術品……近代〜現代に作られた美術作品のこと。主に100年以内に作られた作品のことをさし、絵画・彫刻・陶器・楽器・家具など種類・数ともに最も多いジャンルである。

彫刻……伝統的な木彫(主に仏像)・竹彫・象牙彫、また西洋美術のブロンズ像などの種類がある。大きさも多様で、手のひらサイズのものから人の身長を超えるものまである。